太陽光発電の見積もり|本当にあったヤバい事例を3つ公開・対処法も

太陽光発電 見積もり

「太陽光発電設置の見積もりを取得中」
「いくつかの会社にまとめて太陽光発電の見積り依頼を出している」
「太陽光システムを設置するのに少しでも安くしたい」

そんな人は、ぜひこの記事を読んでください。

なぜかというと、太陽光システム設置の見積もりは、車や家具の購入と違って内容がとても複雑です。いくら見た目の設置費用が安くても「発電効率」が悪かったり、発電した電気を利用するために必要な設備が抜けていたりしては、結局は損になることもよくあります。

「お得な見積りなのか」「そうでないのか」の判断は書類で数字をみるだけでなく、その見積もりの値段になった根拠と理由を知ることが重要です。

そして、結論からいうと「適正な見積り」をゲットする方法は「良心的な販売店」に出会うしかありません

そこで、この記事ではまず、太陽光システムの販売で1000件以上の実績を誇るレオフォースが、過去にお客様から実際に依頼された「見積もりの見直し」の本当にあった事例と、その例でどのような改善をしたのかの具体例を踏まえて紹介します。

この記事を読むことで、太陽光システムの設置の際に誰もが知っておきたい見積もりの落とし穴を知ることができ、失敗のない販売契約選びができるようになりますよ。

地球未来図

いま、まさに見積もりを依頼中という方は、ぜひレオフォースにもお知らせください。

適切な見積りであることはもちろん、お客様のご家庭のライフスタイルにそった見直しで、他社ではメリットがないというお客様でもメリットが出ることもあります。

まずは無料相談で今のあなたの見積もりに「適正な根拠」があるか調べてもらいましょう。

無料相談はこちらから

目次

本当にあった例①:18.7kWのパネルを設置する過積載

まず一つ目の例は、『過積載』といわれるパネルののせ過ぎです。

事例紹介の前に、簡単に太陽光パネルの『積載量』について解説をさせてください。

太陽光パネルを設置するときは、”kW”(キロワット)という単位で、各お宅に必要なパネルの積載量と枚数を決めます。

東京の一般家庭で積載量の平均をとると『4.5kW』程度になります。

ちなみに、パネルのメーカーによっても変わるのですが、だいたい15枚くらいのパネル数が4.5kWに相当するとイメージしておいてください。

販売店Aの見積もり

販売店Aの見積もりでは、18.7kWの太陽光パネル設置を提案していました。

理由は、家自体がとても大きかったので、広い屋根を活用し、スペース全てにパネルを設置すると、18.7kWになるからです。

販売店Aの見積提案の問題点

では太陽光パネルを多く設置すればそれだけ、利用できる電気量が増えるのでしょうか?

実はそうではありません。

なぜなら、家庭用太陽光システムでは『パワーコンディショナ』という設備を設置し、

太陽光パネルで発電された直流電力を家庭内で使える交流電力に変換する必要があるからです。

この変換装置・パワーコンディショナ(略してパワコン)は1台につき出力上限が約9.9kWです。

つまり、太陽光パネルを18.7kWを設置しても、それを変換する分のパワコンがなければ、実際に18.7kWをすべて変換して使えるわけではないのです。

実際現場では、パワコンの容量に対して大体100~150%の容量の太陽光パネルを設置することで、無駄がなく変換できることが多いです(※ケースによって最適なパワコンの容量は変わります)

レオフォースの改善見積り

今回のお客様の見積もりでは太陽光パネルの積載量を18.7kWから13.6kWまで減らすことをご提案しました。(13.6kWの約140%)

これによりお客様がつかったり、貯めたりできる電気の量は変わらないままで、約5kW分の太陽光パネル購入費用と工事費用が削減できました。

今回のA社の例のように、太陽光パネルの不必要な『のせ過ぎ』は、儲けたい販売業者がよく使う方法です。実際は家庭用に変換のできない電気を無駄に発電するためのパネルを購入することになるので、過剰な過積載には注意が必要です。

本当にあった例②:パネル容量12.6kWで、パワコンが一台のみ

次の事例は、値段を安く見せるために本当は、必要な設備を見積もりに入れずに提案していたという例です。

販売店Bの見積もり

この見積りでは、パネル容量12.6kWにたいして、パワコン(4.95kW)が一台のみとなっていました。

パワコンとはパワーコンディショナの略で太陽光パネルで発電された直流電力を家庭内で使える交流電力に変換する設備のことでしたね。

販売店Bの見積りの問題点

パワコンの設置台数の目安はパネル4.95kWに対して、1台程度が目安です。

そのため、12.6kW分のパネルから発電した電気を変換するには1台では不十分です。

今回は、見積もり総額を安くするために、パワコンの台数を削った提案になっていたようです。

お客様

いくつか見積もりを比較すると、当然、安い見積のほうが魅力的に見えるわよね。

地球未来図

ですが、購入費用が安くても、発電をした電気を十分に利用できなければ、節約できる電気代も、売電収入も減ってしまいます。結果、損になってしまい、太陽光パネル設置のメリットが出ないことも、実はあるのです。

レオフォースの改善見積り

このケースでは、パワコンを1台追加して、2台の設置に変更することを提案しました。

その分、パワコン1台の購入費用が上乗せになりますが、4.95kW×2=9.9kW分の電気の変換に対応できるため、設置する12.6kWの太陽光パネルからの発電を最大限に利用でき、電気代の削減量もアップしました。

本当にあった例③必要のない大型サイズの蓄電池

3つ目の例は、不必要に大型の蓄電池を見積もりに含めていた例です。

蓄電池とは、簡単にいうと『電気を貯める設備』です。蓄電池がない家庭では太陽光発電がおこなわれない夜間には、自宅で発電した電気を利用することはできません。昼間にパネルで発電した電気をパワコンをつかって変換し、それを蓄電池内に保管しておくことで、夜間も自宅で作った電気が使えます。

販売店Cの見積もり

販売店Cの見積りプランは以下のようになっていました。

  • 電気使用量が毎月6,000円程度のご家庭
  • パネル容量2.04kW
  • 16.4kWhの蓄電池の設置を提案

※kWh(キロ・ワット・アワー)とは蓄電池の容量の単位です。

販売店Cの見積りの問題点

蓄電池は1kWhごとに平均15〜20万円の費用が掛かるため、無駄に大きな蓄電池を購入するのは、かなりの損になってしまいます。

今回の場合、2.04kWの太陽光パネルを設置しても、16.4kWの蓄電池が満タンになるほど電気を発電することはまずできませんし、また月々の電気使用量が6,000円程度であれば、これほど大きな蓄電池に電気を夜間貯め込んでも、使い切れません。

蓄電池の容量はパネルの発電量とお客様の電気使用量を見ながら最も最適な組み合わせで提案するのが効率よく使えます。

※発電できる量はパネル容量だけてなく、天候や屋根の向きなどで大きく変わります。今回は事例としてわかりやすくするために細かな条件を省いて説明しています。

レオフォースの改善見積り

蓄電池の大きさを16.4kWから6.3kWの小さなものに変更しました。

これにより、自宅でちょうど使い切れる程度の最適な電気を蓄電できます。

無駄に購入することになっていた使わない10kW分の蓄電池購入費用も払わずに済ませることができました。

販売の実情として、今回の2.04kWのように太陽光パネルの容量が小さいと販売業者側は利益が出しづらくなります。そのため良心的ではない販売業者は、今回の大型蓄電池のように不必要な設備の販売を組み込んでくることも多いのです。

このように太陽光システムの購入には、初めての購入ではよくわからない『落とし穴』が隠れています。

お客様

でも、太陽光発電システムは普通一生に一度の買い物よね?
みんな『初めて』でよくわからないんじゃ…

そんな時は、太陽光パネルの販売専門店レオフォースにご相談ください。

お客様、一件一件の家、ライフスタイル、お悩みに合わせて最適』をご提案します。

他社では『メリットが出ない』と言われてしまったお客様でも、レオフォースのプランニングで、プラスのメリットがでることもあります。

まずは無料相談であなたのお宅でどんなメリットがでるか、調べてみませんか?

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太陽光発電の見積もりで失敗しないための2つのポイント

この記事で紹介した事例を踏まえると、

「太陽光発電の見積もりはややこしすぎて、心配…」
「自分の見積もりが適正なのか分からなくて怖い…」

と感じた人も多いのではないでしょうか?

でも、安心してください。この記事でお伝えしたかった重要なことは一つだけです。

重要なポイント

太陽光システム設置では、太陽光パネルのような設備面、屋根の大きさや日照条件のような住宅事情、家族のライフスタイルによって変わる電気使用量や時間帯などの条件をすべて合わせて、バランスよく最適化することで太陽光システム設置のメリットを出すことができます

そのために、あなたがしなければいけないことは以下の2つです。

  • 販売店の見積りのしくみを理解する
  • 適正な見積もりをゲットするため、優良な販売店に出会う

次の項目で具体的なやり方を説明していきましょう。

図解で太陽光発電の見積もりのしくみを理解する

個人が太陽光発電システムを購入する際に考えなくてはいけない要素を、以下の図にまとめてみました。

実際には、この一つ一つの項目を、購入者がすべて自分の力で調べつくし完璧なものを購入するなんてことは難しいですし、時間も労力もかかってしまいます。ですので、販売店がどれだけ正確に最適化してくれるかのほうが重要になるのは、いうまでもありません。

ただし、ある程度、何の話をしているのかわからないと、安心して購入できませんよね。

こちらの図解を覚えておいていただければ、販売店に相談するときにスムーズに話し合いができるでしょう。

適正な見積もりをゲットするため、優良な販売店に出会う

あなたの家の住宅事情やライフスタイルに合わせて一番適切な太陽光パネルの設置案を提案してくれる販売店、それがあなたの探すべき販売店です。

そのためには以下のような手順を踏むとよいでしょう。

  1. 悪徳業者の手口を心得ておく
  2. オンラインの一斉見積もりだけに頼らない
  3. 無料見積相談・ショッピングモールイベントなどは積極的に利用する

それぞれ詳しく見ていきます。

①悪徳業者の手口を心得ておく

まず優良店舗を探す前に、悪徳業者だけには引っかからないようにしましょう。強引な訪問販売が違法であるのはもちろんですが、強引でなかったとしてもいわゆる『ぼったくり』な値段設定だったり、設置工事や補助金の申請サービスなどでトラブルに巻き込まれる場合もあります。

太陽光発電設備の購入者が気を付けたいトラブルについては以下の記事にまとめていますので、合わせて参考にしてみてください。

②オンラインの一斉見積もりだけに頼らない

「太陽光 見積もり」で検索をすると、一斉見積もりをとれるサービスサイトが多く表示されます。このようなサービスでは、簡単な情報を入力するだけで、いくつかの企業からまとめて見積もりをとることができるので便利なのですが、デメリットもあります。

オンラインでもゲットできる見積もりは『簡易見積もり』なので、訪問見積もりと違って内容の正確さに欠け、あなたの家だけのために作られたベストなプランとは言い切れません。

まずざっくりと値段を知りたいという場合はよいのですが、購入を決める前には必ず訪問や対面相談の見積をいくつか取って比較する必要があります。

③無料相談・ショッピングモールイベントなどは積極的に利用する

オンラインミーティングツールを利用した無料相談は、積極的に利用しましょう。

企業のホームページやLineアカウントから申し込みが可能で、自分の好きな日時を設定し、自宅にいながら実際の販売担当者に、購入の悩みを相談することができます。またショッピングモール等の出張イベントでも実際の販売員と話をすることもできます。

購入担当者と話をすることで、購入する販売店が信頼できるのかどうか、判断することができます。

分からないことや、はっきりしないことは安心できるまで質問をし、もし納得のいかないことがあればその会社での購入は、きっぱりと断りましょう。

そうすることで、失敗のない販売店選びが可能になります。

まとめ:太陽光発電の最適な見積もりは一人ひとり違う

太陽光発電の見積もりは、住宅事情と家族のライフスタイル・住んでいる地域によって最適の答えが異なります。そして販売店の中には悪徳な業者もあり、売り上げを増やすために、不必要な装置を見積もりに加えていたり、発電量を最適化できない提案をしてきたりすることも珍しくありません。

購入者側にとっては、ほとんどの人が初めての購入になります。さらに補助金や売電の条件は購入する時期やエリアによっても変わりますので、友人や知人の見積もりをそのまま参考にすることもできませんので、優良販売店を選んで、あなたのお宅にあったベストプランを作ってもらうことが最も重要になります。

私たちレオフォースではお客様、一件、一件にあった最適なプランをご提案します。

プランニングの結果、元が取れない、設置に利益がないと判断した場合には、設置のお断りをさせていただくこともあります。正しいシミュレーション方法を使い、必ずお客様にとってプラスになると判断した場合のみ、契約をさせていただきます。

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