蓄電池をやめたほうがいいって本当?購入者が増えている理由を解説

太陽光発電の普及に伴い、家庭用蓄電池が注目を集めています。しかし、いざ蓄電池を購入しようとしても、『本当に買って後悔しないのか?』と心配になってしまう人もいるのではないでしょうか?

そこで、この記事では蓄電池を購入するメリットがある人とない人、元がとれる人について解説します。これから蓄電池を購入しようか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

蓄電池や太陽光パネルでメリットが出るのかどうかは、一件一件のお宅の立地条件、発電予想量、建物の状態、電気使用量、補助金があるかなど、によって決まります。

そのため、メリットが出るかどうかは太陽光システム販売の専門店で、あなたのお宅のケースをシミュレーションをしてもらわなければ、わかりません

太陽光システム販売の専門店レオフォースでは、1000件以上の取り扱い実績をもとに、お客様一件、一件のケースに合わせて、もっともメリットが出る機材の組み合わせ・設置方法を提案します。「お客様ファースト」を徹底し、もしお客様にメリットないと判断した場合は、審査にて設置をお断りすることもあります。

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目次

蓄電池とは何か?

蓄電池は、内部に電気を貯められる機器です。身近なもので言えば、モバイルバッテリーが大きくなったものをイメージすれば、分かりやすいかと思います。蓄電池には、購入した電気だけではなく、発電した電気も充電可能です。

モバイルバッテリーのようなものとは言っても、蓄電池は貯められる電気量が多く、本体も大きいです。蓄電池には、屋外用と屋内用があり、屋内用は小さめに作られています。

屋内用蓄電池は室外機ほどの大きさです。対して、屋外用の蓄電池は、室外機1台分から2台分ほどの大きさがあります。

地球未来図

蓄電池は、直射日光が当たらず、風通しのいい場所に設置する必要があります。屋外に蓄電池を設置する場合は、蓄電池を運び込むための経路の確認も必要です。蓄電池を設置するときは、搬入経路の確認もしっかり行いましょうね。

また、2023年度の蓄電池の導入費用は、工事費込みで1kWhあたり12.1万円です。(参照1)

蓄電池の導入費用は、メーカーや製品によって異なるので、導入前に必ず見積もりを取りましょう。

太陽光発電を導入済みの場合は、蓄電池を導入するメリットが大きいです。太陽光発電は、太陽が出ていない夜間には発電できません。発電できない夜間に備え、蓄電池に電気を貯めておける点は、太陽光発電と蓄電池を併用するメリットが出やすくなります。

参照1:家庭用及び業務・産業用蓄電システムに関する課題整理

蓄電池を購入する理由は?

蓄電池は、2011年度から徐々に導入数が増え始めました。下記の表では蓄電池の単年度出荷台数は年々増えていることが分かります。単年度出荷台数とは、その年度に出荷された蓄電池の台数を表します。

蓄電池の出荷台数が増えている理由は、環境意識が上がっていることや、蓄電池に関する補助金事業の充実などが挙げられます。下記の項目で蓄電池を購入する理由について詳しく見ていきましょう。

年度単年度出荷台数(参照2)
20142.3万台
20153.7万台
20163.4万台
20174.9万台
20187.3万台
201911.5万台
202012.6万台
202113.3万台
202214.3万台
202316.2万台

参照2:https://www.jema-net.or.jp/Japanese/data/jisyu/pdf/libsystem_2023.pdf

脱炭素社会を実現し、環境を守るため

現在、日本を含めた多くの国が「脱炭素」を目指しています。脱炭素とは、CO2を含む温室効果ガスの排出をゼロにする取り組みです。温室効果ガスは、地球温暖化の原因になるとされており、地球温暖化の進行を止めるためにも、脱炭素の実現を急ぐ必要があります。

脱炭素社会を実現するためには、太陽光発電などの再生可能エネルギーを活用しなければいけません。しかし、自然の力を利用した再生可能エネルギーは、発電できる時間帯や環境によって発電量にムラが出ることがあります。

再生可能エネルギーを最大限に活用するために必要なのが蓄電池です。一般家庭であれば、昼間発電した電気を蓄電池に貯めておき、発電できない夜間に使用することで再生可能エネルギーを最大限活用できます。再生可能エネルギーをくまなく活用したいという理由で、蓄電池を導入する人が増えています。

お客様

太陽光発電と蓄電池の併用で、電気代が節約できると言われているけど、本当なの?

地球未来図

はい、本当です。近年は、発電に必要な化石燃料の値上がりで電気代が高騰しています。さらに、電気代と一緒に支払う再エネ賦課金も値上がりしています。

太陽光発電と蓄電池を併用すれば、発電した電気を最大限活用することが可能です。購入する電気を減らすことができるので、電気代の大幅な節約が可能になります。

お客様

なるほど!でも、太陽光発電と蓄電池を併用しなければ、電気代の節約はできないの?

地球未来図

いいえ。オール電化住宅であれば、夜間の安い電気を蓄電池に充電して使用することで、電気代の節約が可能です。近年人気の高い「太陽光発電」や「オール電化住宅」と相性がいいことから、蓄電池の購入数が年々増えているとも言えます。

補助金が増えた自治体があるため

脱炭素社会の実現に役立ち、間接的に環境にやさしい生活を実現できる蓄電池は、国や都道府県などが導入をすすめている住宅設備です。とくに、脱炭素社会を目指す国や都道府県からは、多額の補助金を受け取れるケースがあります。補助金が受け取れることも、蓄電池の購入数が増えている理由のひとつです。

とくに蓄電池への補助金が充実しているのは、東京都です。東京都では、太陽光発電と蓄電池の新規導入に加え、蓄電池単体での導入でも補助金を受け取ることが可能です。仮に、太陽光発電を導入済みの家庭が9.9kWhの蓄電池を導入する場合、148.5万円の補助金を受け取ることができます。

蓄電池は、購入に100万円前後の費用が必要になり、補助金なしで購入するには負担が大きい住宅設備だと言えます。蓄電池への補助金が増え、蓄電池の購入がしやすくなっている点も蓄電池の購入数が増えている理由のひとつです。

災害時の緊急電源として

電気を貯められる蓄電池は、停電が起きやすい災害時の非常用電源として活用できます。とくに、地震が多い日本では停電対策として蓄電池の導入を考える家庭が多くあります。万が一停電が起きたとき、自宅で電気を使えたら安心して生活できますよね。

停電時に電気が使用できれば、テレビやスマートフォン、照明などを使用できます。オール電化住宅であれば、蓄電した電気を活用することで、停電が起きてもいつもと同じ生活が可能になるでしょう。

停電が起きたときに生活が心配な家族がいる場合や、小さい子供がいる家庭では、停電対策として蓄電池を導入するケースが多いです。停電対策として蓄電池を導入する場合は、太陽光発電と併用していなくてもメリットがあります

蓄電池を購入するデメリットは?

蓄電池を購入するデメリットは、とくにありません。強いていえば、蓄電池のデメリットは購入費用が高いことだと言えるでしょう。蓄電池は、電気を発電する機器ではないので、単体では電気代の節約が難しいケースがあります。

ただし、太陽光発電と蓄電池を併用すれば、大幅な電気代の節約が可能になります。太陽光発電と蓄電池を併用する場合、1年間で124,596円もの電気代を節約可能です。詳しい内容や解説は下記の記事で紹介しています。蓄電池の購入費用について知りたい方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

蓄電池はいつ買うべき?

いざ、蓄電池を購入しようとしても、今がベストなタイミングか悩んでしまう人も多いですよね。基本的に、蓄電池はどのタイミングで購入してもメリットが大きい住宅設備です。しかし、太陽光発電を設置した場合や、電気の利用が多い場合には、早めの購入がおすすめです。

以下で、購入におすすめのタイミングを2つ紹介します。

太陽光パネルを設置したとき

太陽光パネルを設置した場合は、早めに蓄電池を購入することで電気代の節約が早いタイミングで可能になります。太陽光パネルと蓄電池を併用することで、発電した電気を夜間に使用でき、大幅な電気代の節約や停電対策が可能になります。

ただし、太陽光パネルと蓄電池を同時に設置する場合は、購入費用が高くなってしまう点に注意が必要です。太陽光パネルと蓄電池は、それぞれ購入費用が100万円を超えるケースが多いので、200万円以上の予算が必要です。

補助金や設備購入の予算に余裕がある場合や、電気代の節約や停電対策を早くしたい場合には、太陽光パネルと蓄電池の同時設置がおすすめです。同時設置をすることで、一度に工事を完了でき、トータル的な工事期間を短くできるメリットもあります。

電気の利用が多いとき

毎月、電気の利用が多い家庭でも、早めに蓄電池を導入することでメリットを実感できるでしょう。とくに、オール電化住宅やエコキュートを使っている家庭、家族が多い家庭、自宅に人がいる時間が長い家庭は蓄電池との相性がいいです。

オール電化住宅であれば、夜間の安い電気を蓄電池に貯めて昼間に活用することで、電気代の節約が可能になります。さらに、太陽光発電を導入していれば、購入する電気量を最小限に抑えることができるでしょう。

蓄電池の導入をお考えならレオフォースにお任せください。お客様、一件、一件のライフスタイルに合わせて、最適なプランをおつくりします。蓄電池選び、補助金の申請や工事の手配まで、1000件以上の取り扱い実績で安心してお任せいただけます。

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どんな蓄電池を買うべき?

蓄電池を購入するときは、毎日の電気使用量に合った蓄電池を選びましょう。蓄電池は、蓄電できる容量が大きくなればなるほど、購入費用が高くなります。「蓄電容量が大きい蓄電池を購入した方が安心だ」と考える人も確かにいます。しかし、必要以上に蓄電容量の大きい蓄電池を購入すると、蓄電量を最大限に活用できず、購入費用が無駄になってしまうこともありえます。

蓄電池は1kWhごとに平均15〜20万円が掛かります。月々の電気使用量から逆算し、ちょうど使い切れるくらいの量を貯められる蓄電池を購入しましょう。

また、EVやV2Hを導入済みの場合は、蓄電池の代わりとして活用可能です。電気使用量が少ない場合や、非常用電源として蓄電池を購入したい場合には、EVとV2Hで代用できないかを検討してみましょう。

太陽光システムがなくても蓄電池は必要?

太陽光発電がない場合は、必ずしも蓄電池の購入が必要というわけではありません。災害対策やオール電化住宅の電気代の節約として蓄電池を購入する場合はメリットがありますが、それ以外であればメリットが大きいとは言えないでしょう。

また、蓄電池の代わりに、災害対策としてポータブル蓄電池を購入する人もいます。ポータブル蓄電池であれば、購入費用を安く抑えられ、持ち運びして普段から活用することが可能です。

ただし、ポータブル蓄電池は、設置型蓄電池とは異なり、自宅のコンセントへの給電や自宅の照明の点灯ができません。停電時にポータブル蓄電池を使用する場合は、ポータブル蓄電池についているコンセントなどを活用する形になります。

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停電時に「スマホの充電ができれば十分」、「普段から蓄電池を持ち運んで活用したい」という方は、ポータブル蓄電池の購入がおすすめです。対して、停電時に自宅コンセントから電気を使用したい場合や、自宅の照明器具を使用したい場合は、設置型蓄電池の購入を検討しましょう。

まとめ:蓄電池の購入で得する人も多い

蓄電池は、電気代の節約ができたり、災害対策として活用できたりなど、メリットが大きい設備です。太陽光発電と併用して蓄電池を活用したい方はもちろん、災害対策を行いたい方も、蓄電池の購入を検討してみてはいかがでしょうか。

太陽光システムや蓄電池、オール電化、エコキュートの導入などを検討中なら、ぜひレオフォースの無料相談をご利用ください。

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